据付型食洗器の設置に苦闘した話(対策編)
2019年12月08日
前回のブログでも紹介したように、据付型食洗器で鬼門となるのは【水栓からの給水】方法。
『分岐水栓の取り付け』が最も一般的なのですが、水栓によっては取り付けられない場合もあります。
ではそんなリスクを、どうすれば回避することができるのか?
【対策編】である今回は、分岐水栓接続で労せず食洗器を使用する方法を3パターン紹介いたします。
据付型が使えないなら、ビルトインを使えばいいじゃない♪
最も抜本的な解決方法が、こちら。
そう、前の記事でも少し触れましたが
──世の中にはあるんです、【キッチン設備】として食洗器が設置されている物件が。
これならご入居当日から(電気と水道さえ開通させれば)すぐに食洗器をご使用いただけます。
さらに『設置されている』ということは、据付型ではなくビルトインタイプ。
一度に洗える食器の量も充実ですし、「ココに食洗器を据えたとして、私は野菜をどこで切ればいいんだい?」といったスペースの問題も事前に解決されています。
ただ問題は……
【そもそも物件数がない!】 さらに、【あっても賃料が高い!!】
ちなみに、本日(2019年12月7日)時点で at home に掲載されている賃貸物件では、
[東京都の食器(洗浄)乾燥機付き物件 → 3,636件] / [東京都の全物件 → 全、248,862件]
⇒全体の約1.46%
[千葉県の食器(洗浄)乾燥機付き物件 → 227件] / [千葉県の全物件 → 全、55,304件]
⇒全体の約0.41% ……うーん、東京の1/3以下!
でした。
東京都、物件数
千葉県、物件数
逆に考えるんだ。「給水できなくてもいいさ」と考えるんだ。
据付型で、でも分岐水栓への接続は面倒くさい!
そんなニーズがあるならば、当然対応する商品を開発するメーカーも出てきます。
それが、SKジャパンの食器洗い洗浄機Jaime (SDW-J5L)
業界初のタンク式で、設置工事不要の食洗器です。
付属のカップで水を入れるから、水栓からの給水は不要!
ただ使う前にいちいち給水タンクに水を貯めるのが、ズボラな自分には億劫そう。
ちなみに1回に使用する(=給水する必要がある)水の量は6Lとのことで、
付属のカップに貯めるにしろ若干の時間はかかります
(いやもちろん、手洗いするのに比べれば全然らくちんなんですが)。
三つ目の方法──そしてこれは、不動産屋のブログなのです。
分岐水栓工事無しで食洗器を使いたい──
そんな要望へのメーカー側からの回答が上記『Jaime (SDW-J5L)』でした。
ただ贅沢を言えば、やはりスタートボタンを押すだけで食器の洗浄・乾燥まで完了させたい。
となれば食洗器を設置する側、賃貸物件の方からも対応する動きは出てきています。
その最たる例は上でも記した【ビルドイン食洗器の設置】なのですが、さすがにこれは物件オーナー様にとっても負担が大きい。
そこで最近見られるのが、
↓↓こちら↓↓
通常水栓とは別に、分岐した水栓があらかじめ用意されている物件です。
さらにシンク廻りには、【食洗器設置用の台】【電源取得用のコンセント】まで装備されているので、
設置場所や配線の心配をする必要も一切なし!
買ってきた食洗器を置くだけで、すぐに使い始められます。
使用開始の準備は完了、あとは食洗器を ↓↓台の上↓↓ に置くだけ!
ただこの場合、注意すべき点が2点。
1点目は食洗器のサイズ──
設置用の台があらかじめ装備されているため、設置できるサイズも台のサイズに制限されます。
買ってみたけど台の上には収まらなかった! なんてことにならないように、事前にサイズはよく確認してください。
もう1点は、物件の探し方──
こちらの【食洗器用の「水栓」+「台」+「コンセント」セット】、
【食洗器付き物件】とは異なり物件検索サイトの検索項目にはありません。
とはいえ物件を一つ一つ内見して、水栓の有無を確認するのは非常に手間……
そんな時は対象地域の不動産屋にご相談いただければ、要望に合致する設備の物件をご紹介可能です。
実際弊社でも、八千代台周辺でこの【食洗器用水栓付き】タイプの物件をいくつか把握しています。
八千代台周辺にお引越し予定で食洗器導入も検討されている方は、ぜひ弊社までご連絡ください
──と、最後になんとか不動産屋のブログらしきことを記して、この記事を締めさせていただきます。